フッ素は無料?何ヵ月おき?

■Date 2019年 9月 17日
■Title フッ素は無料?何ヵ月おき?
■Name 歯科衛生士

フッ素は無料ですか?という問い合わせがよくあります。
フッ素は自費ですので、当院では¥1760となります。他院では無料だったけど?とおっしゃられる方が多くいらっしゃいますが、予防のフッ素に関しては保険では一切認められておりません。ですから、本来どの医院で塗布しても自費で有料のはずです。

では、なぜ他院は無料?

患者さんにお話を聞いていて疑問点がたくさんあります。
まずはフッ素の種類に関して。フッ素と一言で言っても色々あります。高濃度フッ素、低濃度フッ素、歯磨き剤にも配合されているフッ素…。歯磨き剤にppmという記載を見たことがある方もいらっしゃると思います。歯科で扱うフッ素は通常は高濃度フッ素で9000ppmという物になります。歯みがき剤で最高水準の物は1450ppm、低濃度フッ素ジェルは980ppmの物や500ppmさらには全く記載の無い物など…。
当院で扱う高濃度フッ素は9000ppmで6ヵ月に1回が限度。なぜならば、フッ素は劇薬だからです。では、低濃度フッ素ならば毎月でもよい?いえ、そうではないのです。たとえば、低濃度フッ素ジェルの場合でお話しすると、毎日使い続けなければ意味がありません。毎月行っていた、2か月ごとに行っていた…などと良く聞きますが、かなり疑問です。そんな中途半端な含有量で効果的なフッ素は存在しないからです…。よくよく話を聞くと、低濃度フッ素を無料で塗布されていた(医療用ではなく、市販品というひどい場合も…)という事が多いのが現状です。これでは全くフッ素の意味はありません!まずは正しい知識を持って、どのくらいの濃度のフッ素なのかをしっかり確かめて下さい!!

当院では高濃度フッ素はあまりお薦めせず、低濃度フッ素を毎日使い続けていただくことをお薦めしています。なぜならば、フッ素の研究結果で、高濃度フッ素を年2回塗布するよりも、低濃度フッ素を毎日使い続ける方が効果が高いという報告があるからです。では、どのくらいの含有量が適切か。

成人の場合は1450ppm
小学生中学生は980ppm
幼児は500ppm

これが上限でベスト。薬事法の改正で高濃度1000ppm以上のフッ素含有量の場合は必ず製品にフッ素濃度を明記しなければならないことになっています。つまり、フッ素濃度が記載されていない物はお薦めできません!微量でもフッ素入りと明記できてしまうから。こども達に関しても、先ほど説明したようにフッ素は劇薬ですから、適量があります。必ず量が記載されている製品を使用してください。

フッ素が無料だって!毎月塗ってくれるんだって!なんてママ友から聞いて飛びつくのは要注意!!
正しい知識を持ち、賢い患者さんになってください。大切なのはフッ素塗布よりもきちんとした歯磨き!
定期的(当院では3ヵ月毎)に受診して、毎回染め出しをして子供達に正しい歯磨きの仕方を教えてもらう。それが一番重要なことなのです。歯磨き指導をしてくれず、虫歯有り無しだけチェックし、含有量不明のフッ素を塗ってもらう…これは正直定期的に歯科受診する意味がないですからね…。